初心者がスノーボード板を選ぶ時の注意点

19-20 SCOOTER DAYLIFE

はじめてのスノーボードを購入する時、初心者の方にとって板選びというのは最もワクワクすることの一つで、レンタル・ボードと違って、マイボードでのスノーボードはやはり俄然やる気度が違います。マイボードを購入すると言うことは、それだけスノーボードに対する思いが強く、マイボードを持っている初心者の方のほうが、レンタルの方よりもうまくなる傾向があります。だけど、何を買っていいかわからないという方もいるかと思いまが、せっかく買った板が自分に合わなくて、苦労して水の泡になっては敵いません、そこで初心者の方にわかりやすくスノーボード板の正しい選び方をご紹介します。

板選びには5つの大事な要素が有ります。
  1. 長さ(長いか短いか)
  2. 幅(幅が広いか狭いか)
  3. 重さ(重いか軽いか)
  4. 硬さ(硬いか柔らかいか)
  5. 形状(ディレクショナルかツインチップか。もしくはキャンバーかロッカー他か)

 

スノーボードの板の長さ

 

誰もが一度は悩む板の長さ

スノーボードを買おうと思ったとき必ず悩む板の長さは初心者はもちろん経験者でも購入を考えるたびに悩みます。今回は誰しもが悩むスノーボードの板の長さについて色々な側面から自分に合った適切なサイズの見つけかたを解説します。

 

板が本当に自分に合っているのか?

スノーボードを買った後、必ず「この板の長さは自分に本当に合っているのか?」と悩みます。また適正サイズと言われる板を購入したのになんか「滑りづらいな」と感じる場合は多々あります。後者は特に初心者に多い悩みです。

 

使っている板が自分の滑走スタイルにに合っているのか?

スノーボードには様々な種類のスタイルがあり、人によってその遊び方が変わるので適切な板のサイズというのも変わります。例を挙げると「グラトリで遊ぶ場合、板の長さは適正サイズの目安より短めのほうがやりやすい」などです。

 

スノーボードの板の幅

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スノーボードの幅のことを”ウェスト幅”と言います。ウェスト幅は基本的に板が一番細くなっている場所のことを指します。スノーボードの板の長い短いはよく問題にあがりますが、板のウェスト幅はあまり話題になりません。実はウェスト幅は滑りにそれほど影響がなく、特に初心者は適正サイズの板の長さにさえ気を使っていればウェスト幅は見なくても大丈夫です。ただ、大事なポイントがあるのでそれを説明しておきます。

板の幅が及ぼす滑走時のメリット・デメリット

板の幅が広い板の場合

メリット:安定感が増します。
デメリット:エッジの切り替えしが鈍くなり、コントロール性に欠けます。

逆に幅が狭い板の場合

メリット:コントロール性が高まりつま先からカカト側へのエッジング、またその逆のカカト側からつま先への切り替えしがより素早くコントロールできます。
デメリット:安定感が弱くなります。

ただ、これからみなさんが購入する板というのは、板の長さに応じてた太さになっているものなので、それほど考慮しなくても大丈夫です。例えば、長い板ならそれなりに板の幅は広くなるし、短い板なら狭くなっているものなのです。

 

板の幅が及ぼす注意点

気を付けなくてはいけないのは、自分の足の大きさが他の人よりも極端に小さかったり、大きかったりする方です。

例えば、足が大きい人が狭いボードに乗ると、ブーツがはみ出してしまいます。その為、メーカーによっては、同じ長さの板で太い板もリリースしているところもあります。こうした配慮は、足の大きい方にはありがたいし、また足の大きい方で短い板を好む方には助かります。では、スノーボードの幅よりブーツがはみ出しているとどうなるか?

 

ウェスト幅はブーツが雪面に着く場合考える

身長に対して足のサイズが大きい人はターンの最中にブーツのトゥ(つま先)とヒール(かかと)が雪面に着く可能性があります。初心者のうちはそれほどターン中に角度を付けることはありませんが、経験を積むにしたがって角度が少しずつ鋭くなり、トゥやヒールが雪面に着いてしまいます。引っ掛かり怪我をする場合が有ります。

 

スノーボードのウェスト幅の目安

スノーボードのウェスト幅の適正サイズの目安は「ブーツをバインディングに固定した際、トゥとヒールが板から1cm以上出ていないこと」です。これ以上出てしまうと滑走中に雪面に着いてしまい転倒の恐れも出てきますので注意してください。パウダーボードの場合は特に注意する点はありません。

 

スノーボードの板の重さ

スノボ初心者の方はなるべく軽い板を選びましょう

重い板は、スピードを出した時に安定しますが、初心者の方にとっては取り回しが難しい頑固さを感じます。使っていると、グングン走って飛ばしてくれて、なおかつ安定性が高く、まるで高級車で高速を走っているような感覚になります。だけど重い板は、初心者が一番覚えたいターンする時にはちょっと厄介です。

逆に軽い板というのは、コントロールしやすいので初心者向きです。特に初心者の方はあまりスピードを出さないものなので、軽い板を選びましょう。

板の見つけ方ですが、実際にボードを購入する時には、残念ながら多くのケースでは重さなど表示されていないものです。そういった意味で、ネットショッピングなどで軽率に買うのは辞め、一度スポーツ店やスノーボード専門店に行く事をお薦めします。お店で気になるボードを実際に持ってみると、「ああ、この板はちょっと軽いなあ」というようなことはわかって来ると思います。

 

スノーボードの板の硬さ

初心者には柔らかい板が最適です

スノーボードの板には、硬いものも、柔らかいものもあります。初心者に最適なのは、柔らかい板です。硬い板は、反発も強い傾向があるのでうまくなった人が、高速でカービングターンしたりするのに適していますが、初心者の方はともかく初めは、板コントロールが不自由なために、より自由にコントロールしやすい柔らかい板がいいのです。

 

ボードの柔らかさをチェックする方法
  1. ボードの先を片方の手でしっかりとつかみ、もう片方の手でボードの中央当たりを押してみます。
  2. ボードを押した時に反動でビヨーンと跳ね飛ばないように、ボードのテールは、しっかりと地面に押し込むようにしましょう。
  3. 反動で板が吹っ飛ぶことを気になるようだったら、片方の足(以下の写真で言う左足)をテールに添えておくといいでしょう。

 

スノーボードの板の形状

グラトリ、パークスタイル、フリースタイル、バックカントリー、アルペンなど、滑るジャンルに応じて選ぶ板が変わってきます。
ここではボードの種類ごとの特徴やメリットデメリットなどをかんたんに解説します。

 

ロッカーボード

近年、さまざまなメーカーが続々とロッカーボードをリリースしています。ロッカーボードとは従来のキャンバーボードと板の反りが逆になっているボードのことで、操作性が高まり、トリックがしやすいとグラトリやパーク好きのフリースタイラーから注目を集めています。

 

オーソドックスなロッカーボード

特徴:ベーシックなロッカーボードはこの形。キャンバーが逆に反っており、接地面の長短が使用シーンで微妙に変わります。Vロッカー、JPロッカー、フリーキャンバーなど、メーカーによって呼び方が異なります。

メリット・デメリット:プレスやスピンをするとき抵抗が少なくなりますが、雪面にエッジが噛みにくいため、カービング性能は劣ります。また、反発が少ない分、オーリーがかけづらいと感じることもあるでしょう。

おすすめシーン:操作性が高いためグラトリ好きにおすすめ。キャンバーボードよりもトリックがしやすくなります。また、エッジがひっかかりにくいため、初心者や脚力のない女性にもおすすめです。

 

パークロッカー

 


特徴:ロッカーモデルのなかでもエッジのひっかかりにくさを追求した形状で、センター部をフラットにした安定感抜群のモデルもあります。ジブロッカー、ジブキャンバー、パーティーロッカーなどと呼ばれています。

メリット・デメリット:ジブなど、パークでの使用に特化しています。センターがフラットなものほど安定し、プレスやランディングがしやすくなります。デメリットはやはり反発が少ないことと、カービング性能が落ちることでしょう。

おすすめシーン:パークで威力を発揮します。センターがフラットなものほどジブ向けで、キッカーなどオーリーが必要なアイテムはもう少し反発のあるタイプを選んだほうがいいでしょう。

 

ダブルロッカー

 

特徴:足裏部分にキャンバーが入り、ロッカー性能を持たせつつ、踏み込んだときにちゃんと反発が返ってくるという形状です。その形状から、ダブルキャンバー、ガルウイングなどの名称で呼ばれています。

メリット・デメリット:ロッカーボードのなかでも滑走性能に優れた形状です。滑走時にちゃんとエッジが喰い込み、オーリーの反発もあり、さらに操作性も高いというバランスの取れたタイプです。

おすすめシーン:パークもピステンバーンも楽しみたい、オールラウンダー向け。他のロッカーボードよりキレのあるターンができ、キッカーでのオーリーもしやすくなります。

 

パウダーロッカー

特徴:パウダーなどオフピステでの使用を考えた形状で、なかにはノーズがキャンバーでテールがロッカーという独特な形状もあります。マウンテンロッカー、Sロッカーなど呼び方はさまざまです。

メリット・デメリット:板の反りが大きく、深雪でも抜群の浮力を発揮。キャンバーとロッカーの複合タイプは浮力と操作性をほどよく併せ持っています。パウダーランを重視した形状なので、グルーミングバーンでは扱いにくくなります。

おすすめシーン:ロッカーボードはもともとパウダーで浮きやすい形状ですが、パウダーロッカーは悪雪でも腰まで埋まる深雪でも力強く突破します。オフピステで爽快なランディングを味わうなら、やはりこの形状が必須です。

 

キャンバーボード

スノーボードの板で一番ベーシックなタイプがキャンバーボード。ターン時はエッジが雪面にホールドし、踏み込むと反発があるなど、メリットをあげたら枚挙にいとまがないほど。近年はこの特性をアレンジし、多用なキャンバーボードが登場しています。

 

 

キャンバー

特徴:スノーボードで一番オーソドックスなタイプがこの形状。平地に板を置くとセンター部分が浮くのが特徴で、踏み込むとエッジが雪面に食い込み、蹴ると反発があります。キレのある滑りが楽しめるのもこのタイプ。
メリット・デメリット:板のしなりや反発が感じられ、滑りも飛びもオールマイティに対応。しかしロッカーボードに比べてトップやテール、エッジなどが引っかかりやすく、細やかなトリックをマスターするにはスキルが必要になります。
おすすめシーン:高速滑走時にしっかり板に乗れていれば、キャンバーボードは抜群の乗り心地を提供してくれます。キレのあるカービングを求めるなら、やはりキャンバーボードが一番でしょう。もちろんパークでも有効です。

ゼロキャンバー

特徴:板のセンターがフラットになっており、まったくキャンバーがないタイプです。フラットロッカーとほぼ同じ形状ですが、ノーズとテールの反りがやや少なめになっています。
メリット・デメリット:エッジが引っかかりにくく板の操作が容易でパークで活躍。反発力が少ないのでキッカーではオーリーがしにくい、タイミングをとるのが難しいなどの感覚もあり。また高速ターンではややバタつきを感じます。
おすすめシーン:板の取り回しがしやすく、ジブなどのコスリ系やグラトリ好きにはぴったり。比較的、キャンバーよりパウダーで浮きやすいため、ちょっとしたオフピステにも対応可能です。

ダブルキャンバー

特徴:ロッカーボードとキャンバーボードの特性をいいとこ取りしたハイブリットタイプ。センターはロッカー、両足の下がキャンバーという形状で、ノーズとテールも通常のキャンバーボードよりやや反っています。
メリット・デメリット:板の取り回しがスムーズなのにしっかりと反発がある、ロッカーボードの不満を解消した新しい形状。滑走時、エッジが雪面を捉える感覚はキャンバーより劣るので、高速カービング好きは物足りなさを感じるかも。
おすすめシーン:滑りもパークも楽しみたい人におすすめ。ジブやグラトリがしやすく、キッカーではオーリーしやすいうえ、カービングも楽しめます。シチュエーションで板を変えることなく、これ1本ですべてに対応します。

オールマウンテンボード

たまにはゲレンデを飛び出し、ディープパウダーやツリーランなど、自然が味わえるワイルドなスノーボードを楽しみたい人も多いはず。現在ではその様なシチュエーションに対応した、多種多様なスノーボードがリリースされています。

 

スワローテイル

特徴:その名の通りテールがツバメの尻尾(スワローテイル)の形状になっており深い雪でも抵抗が少なく、浮力と高い操作性を生み出します。ノーズが尖っているなど、とにかく雪の抵抗を減らすことに特化した板です。
メリット・デメリット:パウダーで抜群の浮力を発揮し、爽快なライディングが味わえます。しかし、パウダー専用なのでピステンやハードバーンではバタつきやすく、太めのモデルが多いため小回りも難しくなります。
おすすめシーン:板の特性をフルに活用できるのは、やはりオフピステやバックカントリー、パウダーなどのシチュエーションです。ディープな雪でも板が浮き、ターンもしやすく、極上のパウダーランが味わえます。

テイパードシェイプ

特徴:ノーズがテールよりも太くなっているのがテイパードシェイプ。パウダーで浮いて、さらに操作性が高いことが特徴です。ピステンでも滑りやすいのでオン・オフ両方に対応していることもメリットです。
メリット・デメリット:キッカー、ジブ、グラトリなどには不向きですが、パウダーでは浮力を感じることができます。ターン後半は板の回し込みがスムーズにでき、操作性が良いのでピステンバーンの高速ランも楽しめます。
おすすめシーン:パウダーランはもちろんのこと、引き締まったピステンなどあらゆるバーンを快適に滑りたいならテイパードシェイプがおすすめ。板を回しこみやすいのでパウダーでも深いターンができます。